タバコのせいで、歯が抜ける?!
更新日:2022年1月25日
みなさん、こんにちは!
80歳で20本などと
ひかえめな宣言ではなく、
「80歳で全ての歯が残ってる」を目指そう!
予防歯科の専門家、楠原佑佳です!
今日のテーマの主役は
タバコ!!!
毎月22日は”禁煙の日”だそうです。
2を白鳥(スワン)に見立てて
22に「スワン(吸わん)スワン(吸わん)!」
というメッセージを込めて決められた日。
喫煙は、世界保健機関(WHO)も
予防可能な単一で最大の「病気( 喫煙関連疾患)の原因」
と発表しています。
つまり!
タバコをやめれば
いろんな病気を一気に予防できるということ!
それほど
さまざまな病気の原因となるものです。
たとえば
★肺ガンを含む多くのがん
★心筋梗塞
★胎児への影響
などは
よく知られているところだと思います。
ですが
もう一つ!
絶対忘れてはいけない!
タバコの悪行!!
それは
このブログのタイトルに書いた通り
タバコのせいで、歯が抜けてしまう!!!
なぜなら
タバコをずっと吸っていると
【歯周病】が急速に進んでしまうから。
歯周病とは
『歯を支えてくれている顎の骨が溶けてしまう病気』
この病気が急速に進むと
顎の骨がどんどん溶けて少なくなり
その結果
歯がグラグラ揺れはじめ
最後には
歯が抜けてしまうのです!!
なんと怖い病気。。。
では、なぜタバコを吸うと
歯周病にかかりやすくなるのでしょうか?
それはタバコに含まれる
【ニコチン】が大きな原因!
【ニコチン】には2つの体に良くない働きがあります。
①血管を縮ませる作用
②免疫の働きを狂わせる作用
〈タバコを吸わない人の血管〉 〈タバコを吸う人の血管〉
①血管が縮むと血流が悪くなります。
そうすると
血液の働きである
”体に栄養を配ったり、老廃物を回収したりする働き”が弱くなります。
その結果、
傷の治りが悪くなるのです!
②免疫の働きが狂うと
菌などの侵入者と戦う戦士のような細胞たち(=免疫細胞)の力が
弱まってしまいます。
その結果、
歯周病菌に体が負けて
歯周病にかかりやすくなります!
つまり、
歯周病にかかりやすくなり
さらに
その傷(炎症)が治りに悪くなる
ですから
いくら歯医者さんで
歯のそうじをしても
歯周病が治りきらず
ずーーっと病気の状態が続きます。
エンドレス歯周病!!!
だから
タバコを吸うと
最終的に歯が抜けてしまうのです。
また
タバコを吸うと
★口が臭くなる
★ヤニがついて歯が汚くなる
★歯茎の色が黒くなる
こんな口の中のトラブルも起こします!!
タバコは口にとっても体にとっても
百害あって一利なし!!!
将来、定年を迎え
自分の楽しみのために生きる年齢になる頃に
自分の歯をたくさん残し
いつまでも
美味しく食事をしたくありませんか?
いつまでも
友だちと笑って喋って過ごしたくありませんか?
そんな未来を手に入れるためには!
まずはタバコとさよならする!
これが理想的な未来をつかむ
第1歩になることは
間違いありません!
タバコを吸われる方、
老後の自分の理想の過ごし方などを
1度ゆっくり考えてみるのも
いいきっかけになるかもしれません!
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