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なぜなら、

小学1年生から4年生にかけて、

磨くのがとーーっても難しい永久歯が生えてくるからです。

詳しくお話しますね。

小学校に入ると、歯の大改築が始まります。

乳歯から永久歯への「歯の生え変わり」です。

早いお子さんだと小学1年生に前歯が抜けて、

永久歯が生えてきますが、

実はその頃、

奥歯にも、こっそり永久歯が生えはじめるんです。

それが、『6歳臼歯』と一般的に呼ばれている歯です。

1番奥の歯ぐきから歯が頭を出し、

少しずつ少しずつ出てきます。

イメージとしては、

超スローな動きのモグラが

2年の歳月をかけて

土の中からゆっくりゆっくり頭を出してくるような感じです。

最初はモグラの頭頂部だけ見えていたのが、

だんだん頭半分出てきて、おでこ、目も見えてきて、

最終的に顔が全部出た、といった感じです。

6歳臼歯も同様、

小学1年生から、2年の歳月をかけて

完全に生えた状態になります。

歯が出てくるこの2年間、

6歳臼歯をお子さんが自分でキレイに磨ききるのは、

ほぼ無理なんです。

なぜなら、

口の中の1番奥に生えるため、鏡で見ても歯が見えないからです。

この歯を自分で磨くには、

見えないものを手探りで、感覚で磨く技術が必要です。

そんな職人レベルの歯磨き、

小学1年生では絶対にできませんよね。

実際、歯医者さんに来てくれたお子さんも、

この6歳臼歯に汚れがベッタリ着いてる子が

とても多く、

小学生の時期に1番むし歯になりやすい歯です。

だから、小学生になっても

保護者の方の仕上げ磨きが必要なんです。

仕上げ磨きで大人がお子さんの口の中を見れば、

1番奥にいる6歳臼歯を見ることができます。

この歯がお子さん自身で見えるようになる

10歳ごろまでは

保護者の方も最後仕上げ磨きをして、

歯みがきを手伝ってあげてくださいね。

お子さんが生涯使っていく

大切な永久歯を

むし歯から守ることができます!

ちなみに、

ママ、パパが

「今日は仕上げ磨きする時間ないなぁ…」

という忙しい日には、

1番奥の“6歳臼歯”を磨くだけでもOKです!

(歯4本だけなら、保護者の方の負担も少ないかと思います♪)

【結論】10歳(小学4年生)ごろまでが理想です。

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