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歯も生えていない赤ちゃんの歯茎に

ある日突然真珠のようなポコポコした膨らみを

発見することがあります。

 

「これ何?!」

「なんでできたんだろう…」

 

ととても不安になりますよね。

 

この真珠のような歯茎の膨らみ、

 

実は赤ちゃんの2人に1人にできる

とてもよく見られるもの。

 

ですが詳しいことは

あまりよく知られていません。

 

今回は

赤ちゃんの歯茎の白い膨らみについて

その原因と対処法をご紹介します!

 

【目次】

1.歯茎の白い膨らみの正体

2.できる年齢

3.できやすい場所

4.なぜできるのか?

5.見つけた時の対処法

 

 

1.歯茎の白い膨らみの正体

 

赤ちゃんの歯茎にできる白いポツポツした膨らみ、 

正式な名前は「上皮真珠」といいます。

 

見た目が真珠に似ているからです。

 

そのままのネーミングでわかりやすいですよね。

 

真珠のような白くて丸い粒が

2〜3個集まって歯茎から出てきます。

 

 

2.できる年齢

 

まだ歯が生えていない

生後4〜5ヶ月までの赤ちゃんの歯茎に

よくできます。

 

 

3.できやすい場所

 

上皮真珠は

歯茎のいろんなところにできます。

 

前歯が生えてくるあたり

奥歯が生えてくるあたり

アゴの裏側あたり

 

様々です。

 

上の歯茎と下の歯茎だと

「上」の歯茎にできる場合が多いです。

 

 

4.なぜできるのか?

 

上皮真珠ができる理由

 

それは

 

乳歯が歯茎の中で作られる時に

役目が終わり本来なくなるはずの組織が

なくならずに残ったから。

 

 

えっ、どういうこと?!

と思いますよね。

 

詳しくお話していきます^^

 

 

まずは

 

「乳歯が歯茎の中で作られる時」

 

についてです。

 

生後6ヶ月ごろから生えてくる乳歯。

 

実は赤ちゃんの体の中で

作られはじめるのは

 

なんとお腹の中にいる時

妊娠6週目の時期なんです。

 

妊娠の初期の初期です。

 

 

その頃

お腹の中の赤ちゃんの歯茎の中では

 

歯茎の一部が植物の芽のように

中へ中へと伸びて

 

その先に実を作ります。

 

 

乳歯になるのは実の部分だけで

実をつけるために伸びた茎の部分は

必要がなくなります。

 

 

本来だとその茎は

吸収されてなくなるのですが、

 

 

なんらかの理由で吸収されず

そのまま残ってしまうことがあります。

 

 

残ってしまった茎が

歯茎の外側に出てきたもの

 

それが「上皮真珠」です。

 

 

つまり、

上皮真珠は

 

乳歯が作られる時にできて

いらなくなった一部の組織がなくならず

 

産後に赤ちゃんの歯茎から出てきたもの

 

なんです。

 

 

このお話がわかりにくい方は

YouTube動画でイラストを使ってご紹介していますので

ぜひ見てみてください↓↓

 

概要欄の「01:58 できものができる理由」から

すぐにご覧いただけます。

 

 

 

 

 

 

 

5.見つけた時の対処法

 

上皮真珠を見つけた時の対処法は

 

「自然になくなるのを待つ」です。

 

 

理由は3つあります。

 

 

理由① 数週間から数ヶ月で自然になくなる

 

 

上皮真珠の膨らみの中には

ネバネバした液体が入っています。

 

歯が生えてくる生後6ヶ月までに

自然になくなっていきます。

 

 

 

理由② 「痛い」など症状がない

 

口内炎のように

何かが当たると痛いなどの症状は感じません。

 

赤ちゃんが上皮真珠によって

授乳や哺乳瓶で飲むことに

 

支障がでることはないので

安心してくださいね。

 

 

理由③ 歯並びに影響しない

 

 

上皮真珠が邪魔になって

乳歯が生えづらくなり

 

のちの歯並びが悪くなる

ということもありません。

 

 

 

以上3つの理由から

上皮真珠を見つけたときの対処法は

 

自然に消えるのを待つ

 

で問題ありません^^

 

 

 今回は、

「赤ちゃんの歯茎にできる白いできもの“上皮真珠”」

についてでした。

 

膨らみを見つけたときは

とてもビックリしましたよね。

 

 

歯が生えはじめる生後6ヶ月頃には

自然に消えることがほとんどなので

 

心配しなくて大丈夫ですよ!

 

 

自然に消えるのを待ちましょう^^

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