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歯みがきは1日3回しないと虫歯になる?

更新日:2022年1月12日

【結論】3回できなくて当たり前。大切なのは夜寝る前です

歯みがきをするタイミングは、

理想的には毎食後です。

朝・昼・夜の1日3回です。

なぜなら、

ご飯を食べて歯にくっついた食べカスが

虫歯の原因になるからです。

とはいうものの、

子どものご飯を作って、食べさせて、片付けて、

これだけでもママにとっては相当疲れることですよね。

そこに、

毎食後歯みがきも必須となると、

しんどすぎますよね。

実は、

「朝」「昼」「夜」の歯みがきのうち、

子どもの歯を1番むし歯になりにくくする

歯みがきタイムがあります。

それが、

「夜」寝る前の歯みがきです。

なぜなら、

むし歯菌は、夜寝てる間に最も活発になる

いわば夜行性のようなバイ菌だからです。

もう少し詳しくお話します。

虫歯菌は、ほぼ全ての人の歯に住んでいます。

常にお腹を空かせている虫歯菌は、

ご主人様が食事をし、歯に食べ物がくっつくと

自分もそれをムシャムシャ食べはじめます。

餌を食べ、パワー全開になった虫歯菌は、

持ち前のドリルで歯を少しずつ削りはじめ、

穴が開くまで歯を削り続けます。


すると、

痛くて辛い「虫歯」の状態になってしまうんです。

しかし、

虫歯菌たちは、

1日中歯を削り続けているわけではありません。

虫歯菌たちの天敵がお口の中にいるからです。

それが「ツバ」です。

ツバは私たちの歯をむし歯菌から守る、

「天然の消毒液」です。

ツバが口の中を流れることで、

むし歯菌たちをドバッと洗い流してくれたり、

また、

むし歯菌たちをヘロヘロに弱らせる働きもあります。

むし歯を予防するために、

「ツバ」は私たちにとって、なくてはならないモノなんです。

しかし、

そんな虫歯予防に大切なツバが、

1日の中でほとんど出なくなる時間帯があります。

それが、

夜寝ている間です。

日中起きている間、

口の中ではツバがたくさん出ていますが、

夜寝ている間は、

ツバを作る工場もおやすみモードとなり、

ツバがほとんど出なくなります。

すると、虫歯菌たちは

「やったー!敵がいなくなった!」と活発になり、

歯についている食べカスをムシャムシャ食べはじめます。

そしてドリルで歯を削る作業が始まります。

​さらに、

次から次へと子供まで産み、

寝てる間の虫歯菌の数は、

お昼のなんと30倍になってしまうんです!(予防歯科 ライオン調べ)

お昼に100匹だったとしたら、

寝てる間は3000匹!!

そんな、むし歯菌のお祭り騒ぎ状態になってしまうため、

夜、

歯に食べカス(虫歯菌のエサ)をつけたまま寝てしまうと、

寝ている間にむし歯が一気に進行してしまうのです。

最後にお話をまとめると、

ツバがたくさん出る「朝」「昼」は、

歯みがきは簡単でも大丈夫です。

(できなくてもあまり気にしなくてOK)

しかし、

ツバが出なくなる「夜」寝る前は、

丁寧に歯みがきをして、

歯の食べカスをキレイにお掃除しておきましょう。

虫歯菌のエサを歯みがきで取っておくことで、

お子さんを虫歯から守ることができます♪



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くすはらゆか

歯科医師/幼児心理アドバイザー

普段は歯科医師として、子どもから大人まで虫歯の治療をしています。出産後、育児の大変さを日々痛感し、この体験を機に子どもの虫歯予防団体「Lovetooth」を起業。子どもの虫歯予防のホントに大切な話や、時短で効果の高い歯のケア法などを発信しています。

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