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お子さんに歯みがき粉を使う時、

「どれくらい歯ブラシにつけたらいいかわからない…」

と感じたことありませんか?

実はお子さんの年齢によって、

使用量はちゃんと決まっているんです。

なぜなら、

歯みがき粉の中に入っている「フッ素」は、

体重によって使ってもいい量が厳しく決まっているからです。

​現在、ほとんどの歯みがき粉には「フッ素」が入っています。

フッ素の役割は、歯を頑丈に強くすること。

歯みがき粉のフッ素が、毎日歯にくっつくことで、

むし歯菌に壊されにくい頑丈な歯を育ててくれます。

しかし、

たくさんの量を毎日飲みこみつづけると、

体にとってよくない影響が出ることがあります。

それは、

「将来生えてくる歯が変な色になる(たくさんの真っ白なシマ模様)」

という影響です。

毎日の歯みがき粉を使う量を間違えると、

起こる可能性があります。

例えば、

1歳(体重8Kgと想定)のお子さんは、

0.8mgのフッ素を毎日飲み込みつづけると、

将来、変な色の歯が生えてくる可能性がでてきます。

「0.8mgって実際どれくらいの量?」

と疑問に思いますよね。

フッ素入り歯みがき粉で言うと、小さじ1/2弱くらいの量です。

つまり、

1歳くらいの子が、1日3回歯磨きしたとして、

1日の歯みがき粉の量が合計小さじ1/2以上になると、

将来、小学1年生ごろに、

変な色の前歯が生えてくる可能性があります。

​(厳密に言うと、食べ物の中にもフッ素は入っているので、

 使用できる歯みがき粉の量は小さじ1/2よりも少ないです。)

歯の変色は前歯にでることが多いため、

にーっと笑ったときに、変な色の歯が丸見えになり、

とても目立ってしまいます。

お子さんが将来、

歯の色がコンプレックスであまり笑わないようになるなんて、

​とても悲しいことですよね。

​​

お子さんの将来生えてくる永久歯が変な色にならないように、

​フッ素入り歯みがき粉の1回使用量は決められているんです。

 

 

​​​(4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法(2023 年 1 月)より引用)

0〜2歳の時期は、

うがいが上手にできず、歯みがき粉を丸呑みしてしまう場合がほとんどです。

それを考慮して、1回のフッ素入り歯みがき粉の使用量は

​「お米1粒程度、ほんの少し」

​実際は、このくらいです。

 

「こんな少しでいいの?!」

​と感じますよね。

こんな少量でも、

歯みがき粉の味(イチゴ、ブドウ、リンゴなど)は十分感じます。

そしてこの量なら、

毎回歯みがき粉を丸呑みしてしまっても、

将来、変な色の歯が生えてくることはないため安心です!

0〜2歳の頃の1回の歯みがき粉の量は、

「歯ブラシの先に、ほんの少しチョンとつけるだけ」

​と覚えておいてください♪

【結論】お米1粒くらい(1〜2mm程度)
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