【結論】歯と歯がピタッと接してる場所が出現した時から
フロスは「歯と歯の間」の歯垢(食べカス)を
とるためのおそうじ道具です。
「歯と歯の間」の食べカスは
フロスでないと落とすことができません。
子ども時代は
生後6ヶ月ごろから歯が生え始めますが
歯が生えはじめの時期は
まだ隣りあう歯がピタッとくっついてはいません。
隣り合う歯どうしがピタッとくっついた時に初めて
歯と歯の間に食べカスがたまるようになります。
その食べカスを放置しておくと
歯と歯の間から虫歯ができてしまいます。
つまり
「お子さんにフロスを使い始める時期」は
言い換えると
「生えてきた歯が隣りの歯とピタッとくっつく時期」
ということです。
では
隣り合う歯がピタッとくっつく時期とは
いつ頃なんでしょうか?
重要なタイミングは2つです。
①1歳〜1歳半
②2歳〜2歳半
6歳までのお子さんは
この2つの時期に
歯がピタッとくっつく場所が出現します。
①1歳〜1歳半
前歯に「ピタッと部」が現れる時期です。
上の前歯にも
下の前歯にも出てきますが
虫歯になるのは
圧倒的に「上」の前歯です。
下の前歯は
99.99%虫歯になりません。
(心配無用!)
ですので
1歳〜1歳半の時期は
上の前歯にフロスを使い始める時期です。
②2歳〜2歳半
奥歯に「ピタッと部」が現れる時期です。
乳歯は
最終的に奥歯が2本生えてきますが
この奥歯2本の歯と歯の間が
6歳までの子どもたちが
1番虫歯になりやすい場所です!
私も日々のお子さんの虫歯治療で
歯を削ることになるのは
この奥歯の歯と歯の間ばかりです。
この場所は発見が遅れやすく
見つかったときには
虫歯がかなり進行していることも
少なくありません。
日本では4歳までのお子さんに
フロスを通している保護者の方の割合が
15%ほど。(10人に1〜2人)
フロスの使用率の低さが
奥歯の虫歯の原因になっている可能性もあります。
2本の奥歯が完全に生えきるのが
だいたい2歳〜2歳半の時期ですので
この時期が
奥歯(上下左右4ヶ所)に
フロスを使い始めるタイミングです。
お話をまとめると
お子さんにフロスを使い始めるタイミングは
✔︎1歳〜1歳半→上の前歯
✔︎2歳〜2歳半→奥歯
です。
参考になさってみてください^^
※時期はあくまでも平均的な目安の数字です。
歯が生える時期は
お子さんによって個人差が大きいため
記載の時期にまだ歯が生えきっていない
可能性もあります。
今の歯の生え方でフロスを通していいのかどうか
ご不安がある場合は
歯医者さんの定期健診で
1度聞いてみてくださいね^^
フロスを通す具体的な歯の場所など
もっと詳しく知りたい方は
こちらの動画も合わせてぜひご覧ください。
(写真をタップするとYouTube動画が再生されます)