むし歯になりやすいお菓子TOP３

こんにちは。

子どもをむし歯0にする専門家、

楠原佑佳です。

今回は、

「むし歯になりやすいお菓子の特徴」

についてお話していきます。

基本的に、

お菓子の中には砂糖が入っているため、

むし歯の原因になります。

しかし、

そんなお菓子の中でも、

極端にむし歯になりやすいものがあります。

では、

極端にむし歯になりやすいお菓子とは、

何なのか？

そして

それらのお菓子にはどんな特徴があるのか

についてお話していきます。

これを知っておけば、

お子さんがむし歯になるリスクを

大幅に減らすことができます。

むし歯になりやすいお菓子TOP3

それは、

・チョコレート

・アメ

・ハイチュウ

です。

実際、

むし歯ができたお子さんは

「これらのお菓子が大好きでよく食べている」

というケースがとても多いです。

理由は３つあります。

①大量の砂糖が入っている

②歯にくっついて取れにくい

③食べている時間が長い

それぞれ解説していきます。

①大量の砂糖が入っている

むし歯の原因は『砂糖』です。

そのことをイメージしやすくするために、

“むし歯ができるまでのお話”を軽くしようと思います。

誰の歯にもいる“むし歯菌”は

いつも歯の上で暮らしています。

口の中に甘いものが入ってきて、

その中の砂糖が歯にくっつくと、

むし歯菌は

砂糖をムシャムシャ食べ始めます。

すると、

人間と同じように

むし歯菌もウンチをします。

このウンチが最低最悪なウンチで、

歯につくと、

歯を溶かし穴を開けてしまいます。

結果、

むし歯になって歯が痛くなる

というストーリーです。

つまり、

歯にくっついた砂糖の量が

多ければ多いほど、

むし歯菌のウンチの量も多くなり、

たくさん歯が溶かされてしまいます。

お菓子の中でも、

砂糖が大量に入ってるものは、

むし歯にとてもなりやすいのです。

例えば、

板チョコ１枚の中には、

角砂糖　約５個分の砂糖が含まれています。

角砂糖５個を食べることを考えると

むし歯になりそうな感じがしますよね。

子どもに大人気の

“アンパンマンペロペロチョコ”

にも、大量の砂糖が含まれています。

商品の裏側に記載されている

原材料表示を見ると、

1番多く含まれている材料が「砂糖」と

書かれています。

また、

他のお菓子に含まれている砂糖の量は、

ハイチュウ１粒には、角砂糖１個分。

子どもに人気のアメ『チュッパチャップス』には、

角砂糖４個分もの砂糖が入っています。

チョコレート、ハイチュウ、アメは、

砂糖だらけのお菓子なんです。

②歯にくっついて取れにくい

チョコレートやハイチュウは、

食べると歯にペタッとくっついて、

舌で頑張って取ろうとしても

なかなか取れにくい時ありますよね。

歯にくっつきやすい性質を持つお菓子は、

歯にとってはとても危険です。

なぜなら、

砂糖を歯に貼り付けてるような状態が

長く続くからです。

基本的に、

食べ物は噛んで歯についても

ツバによって洗い流されます。

しかし、

チョコレートやハイチュウは、

歯にくっつく力が強いため、

ツバではなかなか洗い流されません。

しぶとく、

歯にくっつき続けます。

先ほどお話した通り、

チョコレートやハイチュウの中には、

たくさんの「砂糖」が入っています。

チョコレートは

ネチョネチョした性質があるため、

歯の溝の中に入り込んで残りやすいです。

ハイチュウは、

ボンドで貼り付けたのか？！と思うほど

歯にひっついて取れない時がありますよね。

チョコレートやハイチュウが

歯について残っている間、

そこにはむし歯菌が群がって

砂糖をムシャムシャ食べています。

砂糖を食べ続け、

ウンチをし続け、

結果、

一気にむし歯の進行を早めてしまいます。

歯にくっつきやすいお菓子は、

歯にとって、とても危険なのです。

③食べてる時間が長い

アメの特徴は、

「食べてる（舐めてる）時間が長い」ことです。

長いと、10分以上

ペロペロ舐めていますよね。

この間、

お口の中では何が起こっているのでしょうか？

アメの中の大量の砂糖が、

10分以上

歯に降り注いでるような状態です。

歯の表面にいるむし歯菌たちは、

どんどん降ってくる砂糖を食べて

たくさんウンチをして、

そのウンチが歯に穴を開けて、

むし歯を一気に進行させてしまいます。

だから、

「甘いものを長い時間食べている」ことは、

歯にとってよくないことなのです。

ごほうびのおやつに

・チョコレート

・ハイチュウ

・アメ

は、これらの理由から、

特にむし歯になりやすいお菓子です。

しかし、

絶対に食べてはいけないとすると、

親も子もストレスになりますよね。

大切なことは、

これらのお菓子を

週に何度か与えて

習慣化させないことです。

与えるとすれば、

特別な時にもらえる『ごほうびお菓子』

にすることをオススメします。

・お誕生日

・お友達との集まり

・ハロウィン

・クリスマス

などのタイミングです。

子どもは、

「このお菓子をたくさん食べたら、

　むし歯になって辛い思いをする」

という見通しを立てることができません。

だからこそ、

大人が

子どものお菓子の種類や、頻度を調整してあげることが

とても重要です。

特にむし歯になりやすい

・チョコレート

・ハイチュウ

・アメ

は、普段スーパーやコンビニでは買わず、

特別な日のご褒美に！

これを実践するだけで、

子どものむし歯予防効果は

かなり高くなります！

今回も最後までお読みいただき、

本当にありがとうございました。

一緒に

子どものむし歯予防頑張りましょうね＾＾