指しゃぶりは歯並びを悪くする!
更新日:2022年1月25日
こんにちは
予防歯科の専門家、楠原佑佳です。
子どもの指しゃぶり。
実は
歯が生えてきてからも
ずーっと続けていると
歯並びが悪くなってしまうのです!!
なぜなら
指しゃぶりによって
歯に強い力がかかり
歯を動かしてしまうから。

私たちの歯が動かずに
毎日同じ位置を保っているのには
実は理由があります。
歯は
舌によって内側から押す力をかけられています。
この力だけだと
歯はビーバーのように
前にどんどん飛び出してきます。
出っ歯の状態です。
それを防ぐために
ビーバーのように前歯が出てこないように
歯の外側から
頬や唇の筋肉が力をかけてくれています。
つまり
歯は
内側と外側から
バランスのいい、適度な力が常にかかっていることで
その位置をキープしているのです。
ですが!
指しゃぶりをずっとしていると
このちょうどいい
歯のまわりの筋肉の力バランスが
崩れてしまうのです!
指しゃぶりは
指を口に入れて
上の前歯にグーっと力をかけます。
それによって
前歯が飛び出し
・出っ歯
・前歯が噛み合わない
状態になってしまいます。


また
指をしゃぶっている間
吸う強い力が上の歯全体にかかり
上の歯の歯並びが細くなります。
そうすると
上の歯と下の歯の
噛み合わせがおかしくなります。
だから
指しゃぶりをすると
歯並びが悪くなるのです。
これを知ったあなたは
「えー、指しゃぶりって怖い」
「わが子が歯並びで将来悩むのはかわいそう!」
「指しゃぶり、すぐにやめさせないと!」
そう感じたと思います。
わが子を愛するママなら
当たり前の考えです。
でも!!
実は
全ての子どもの指しゃぶりが
歯並びを悪くするわけではないのです。
お子さんの年齢
指しゃぶりをしている頻度
などによっては
やめさせなくていい、いやむしろ
やめさせない方がいい指しゃぶりもあるのです。
「えっ、そんなのどうやって判断したらいいの?」
ってなりますよね。
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