子ども用歯磨き粉、どれがいいかわからない...
更新日:2022年1月25日
こんにちは!
予防歯科の専門、楠原佑佳です!
今日のテーマは
【子ども用の歯磨き粉】について!
スーパーやドラッグストアで
子ども用歯磨き粉コーナーを見ると
たーっくさんの種類の製品が
置いてますよね!!
パパさん、ママさん!
それぞれの製品の違いってわかりますか?!
どの歯磨き粉が本当にいいのか
いつもよくわからずに
買ってしまってませんか?
そんなパパさん、ママさんの
お買い物でのモヤモヤをスッキリさせる
【歯磨き粉を選ぶときに役立つ知識】
今日はお伝えします!!
《歯磨き粉の目的》
①子どもが歯磨きを好きになる
歯磨き粉には、子どもが好きな味がついています。
なぜなら、歯磨きの時間を楽しめるようにするため。
イチゴ味、ブドウ味
中には
パイナップル、ヨーグルト、バニラ、チョコレート味といった
味の種類豊富な製品もあります!
ぜひ、子どものテンションが上がる味を
選んであげてください!
②むし歯になりにくい強い歯にする
この目的を果たしてくれる成分がフッ素!!!
歯磨き粉には
フッ素が入ってるものと入ってないものがあります。
ただし
フッ素入りの歯磨き粉の使える時期は
お子さんが口の中の水を「ぺっ!」と吐き出せるようになってから!
なぜなら
フッ素は多量に飲み込んでいいものではないからです。
(フッ素については過去のブログ記事に詳しく書いてますので
参照になさってください!)
しかし子どもの場合
多少歯磨き粉を飲み込むのは仕方ありませんし、
それも考慮されて製品は作られていますので
磨いた後全部吐き出さないといけないと神経質にならなくても
大丈夫ですよ!
お子さんが水を吐き出せるようになったら
フッ素入り歯磨き粉
に変えることをオススメします!
《歯磨き粉を使い始める時期》
最初の子どもの歯が生え始めるのが
だいたい生後6ヶ月ごろ。
はじめは
歯磨きを好きになるという目的で
生後6ヶ月から使える歯磨き粉があります。
この頃はまだ口をゆすいで吐き出したりができないので
飲み込んでも問題のない
・食品原料100%
・パラペンフリー
などと書かれているものが安心です!
そして
口ゆすぎができるようになる頃
だいたい2〜3歳から
さらにむし歯予防効果の高い
フッ素入り歯磨き粉に
変えていきましょう!
《歯磨き粉の性状》
ジェルタイプとペーストタイプの2種類があります!
ジェルタイプは
色は透明でサラサラしています。
歯磨き粉特有の違和感(シュワシュワ感)が少ないので
歯磨きに慣れていない
歯磨き粉デビュー時期に使うのがオススメ!
ペーストタイプは
色は白く
大人の歯磨き粉と同じようなペースト状です。
成分の中に
〈研磨剤〉と〈発泡剤〉が入っています。
(これはジェルタイプには入っていません)
研磨剤は歯垢や歯の着色を取れやすくしてくれます。
発泡剤は泡立ち、汚れを落とす手助けをしてくれます。
ペーストの方が効率よく汚れを落とせます。
しかし、泡立ちすぐうがいをしたくなるので
フッ素の成分を歯に長くとどめたい時にはデメリットとなります。
《歯磨き粉の値段》
だいたいの製品が200円台のものが多い。
いろいろと説明してきましたが
まとめますと
★子どもの好きな味を見つけてあげて、歯磨きを楽しめるように!
★歯が生えてくる6ヶ月から使えるものあり。
この頃は食品原料100% の飲み込んでもいいタイプのものを。
2〜3歳(水を吐き出せるようになる頃)から
フッ素入りのものに変えていこう!
★ジェルかペーストか選ぼう!
ジェル:初心者向け
ペースト:慣れた子向け
歯の着色はペーストの方が取れやすい
★値段はどれも横並び。
子どもの年齢と、成長の段階にあったものを選ぼう!
とはいえ、
「実際、歯磨き粉使ってみないとわからないー」
「わたしの子どもに合ってるのはどれー?」
ってなりますよね。
そこで、
売られている子ども用歯磨き粉の詳しい情報をまとめた資料を
作成しました!
これであなたも歯磨き粉選びに
悩み時間をかける必要はありません!
ぜひプリントアウトしてご覧ください。
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